2010年11月20日土曜日

3億年の壮大な自然の生いたち

奈良県立橿原公苑で「子どもと教科書橿原ネット21」主催の講演会に参加しました。

講師は名古屋大学理学部物理学科を卒業された南浦育弘氏(元奈良県立高校教諭)。

学生当時、ノーベル賞を受賞した益川氏が助手として関わっておられたそうで、そのお話も冒頭交えながら、「大和大峰研究グループ」の一員として38年間野外調査等をした結果を「大峰山・大台ヶ原山 自然のおいたちと人々のいとなみ」という本(築地書館)にまとめられ、その中から「第1部 大峰山・大台ヶ原山のおいたち」について、豊富な資料を示しながら話されました。

ここで詳しく書くことは差し控えます(というより、書けません!!)が、ジュラ紀から白亜紀(なつかしい言葉です)を中心とした大峰山系の地質の特徴、およそ1500万年前に起こった火山活動で大台ヶ原の原型ができたこと、そのときの火砕流堆積物がそのまわりにはなく、榛原・名張・曽爾・春日山などから発見されていることなど、この研究により今では学会で定説となりつつある内容を詳しく話されました。

講演を聞いた後は、本を買うのが私のならわし?なのですが、今回は読み切る自信がなく、断念。

今、ボーッとした頭でこのブログを書いています。いや、書き終わりました。

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