2010年11月5日金曜日

今日読んだ(聴いた)本

大野修平著「哀愁と歓びのシャンソンの名曲20選」(中経出版)を今日読み(聴き)ました。

いわゆるCDブックで、ページ数はわずか95ページ。著者が、シャンソンの代表的な名曲を選曲、解説している本。

音源はとても古く、1920年代から1960年代のレコードより収録。例えば、ジョルジェルの「パリの橋の下」、リュシエンヌ・ボワイエの「聞かせてよ愛の言葉を」、リス・ゴーティの「パリ祭」、イヴェット・ジローの「あじさい娘」、エディット・ピアフの「バラ色の人生」、サルヴァトーレ・アダモの「雪が降る」などが収録されています。

「幼くして両親と生き別れ、祖母が営む娼館に身を寄せる。一度は失明したものの奇跡的に回復し、後に大道芸人の父に引き取られ、日銭を稼ぐためにストリートで歌っているところを、名門クラブのオーナー、ルイ・ルプレに認められ、その歌声から“ピアフ(雀)”と名づけられる。やがて世界的なスター歌手となった彼女は生涯最愛の恋人マルセルと出会」う…gooの映画解説より…エディット・ピアフの映画「エディット・ピアフ 愛の讃歌」を観て、私の好きな「愛の讃歌」の生まれた背景を知ることができました。

この本は、短いエピソードながら、曲の生まれた背景、歌手のたどった道などを紹介しながら、曲の聞きどころをやさしく解説してくれています。

残念ながら「アコーディオン」の音色は数曲にしか入っていません。シャンソンの入門書として、またアコーディオンでシャンソンを弾くときの参考書として、お薦めに値する本だと思います。

2 件のコメント:

  1. こんにちは!肩の調子はいかがですか?
    たまたま
    ピアフの映画は私も観ました。
    正直なところ、ピアフのビブラートの強いあの声は若い頃はあまり好きではありませんでした。
    でも、街路で歌い生活する者にとって、「どこにいる人にも聞こえて、聞く人をとらえて離さない」パワーのある声とかんがえると、なるほど!

    生き方は…

    あの映画で一番感動したのは、むしろ娼館のお姐さんさん達のピアフに寄せる愛情でした。
    ピアフの目が見えなくなった時に、彼女の手を引いて、マリア詣で(こういう言い方するかな?)し、一心に祈るお姐さん達。
    人生で一番愛された時代なんだろうな。
    男性のきくさんはまた違う感じ方されたでしょうか?

    「愛の賛歌」は激しくて、越路吹雪版は甘すぎて、私はおもに「バラ色の人生」を歌います。

    またシャンソン聴かせて下さいね。

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  2. タマちゃん、コメントありがとう。

    50肩はかなりよくなってきています。
    まだ、アコーディオンを弾くことはできませんが、熟睡できなかったりしていた頃と比べると、雲泥の差。車も、今は両手を使って運転しています。

    タマちゃんのブログ、私も拝見しました。さすが《音楽家》だなあと感心します。

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