大野修平著「哀愁と歓びのシャンソンの名曲20選」(中経出版)を今日読み(聴き)ました。
いわゆるCDブックで、ページ数はわずか95ページ。著者が、シャンソンの代表的な名曲を選曲、解説している本。
音源はとても古く、1920年代から1960年代のレコードより収録。例えば、ジョルジェルの「パリの橋の下」、リュシエンヌ・ボワイエの「聞かせてよ愛の言葉を」、リス・ゴーティの「パリ祭」、イヴェット・ジローの「あじさい娘」、エディット・ピアフの「バラ色の人生」、サルヴァトーレ・アダモの「雪が降る」などが収録されています。
「幼くして両親と生き別れ、祖母が営む娼館に身を寄せる。一度は失明したものの奇跡的に回復し、後に大道芸人の父に引き取られ、日銭を稼ぐためにストリートで歌っているところを、名門クラブのオーナー、ルイ・ルプレに認められ、その歌声から“ピアフ(雀)”と名づけられる。やがて世界的なスター歌手となった彼女は生涯最愛の恋人マルセルと出会」う…gooの映画解説より…エディット・ピアフの映画「エディット・ピアフ 愛の讃歌」を観て、私の好きな「愛の讃歌」の生まれた背景を知ることができました。
この本は、短いエピソードながら、曲の生まれた背景、歌手のたどった道などを紹介しながら、曲の聞きどころをやさしく解説してくれています。
残念ながら「アコーディオン」の音色は数曲にしか入っていません。シャンソンの入門書として、またアコーディオンでシャンソンを弾くときの参考書として、お薦めに値する本だと思います。
こんにちは!肩の調子はいかがですか?
返信削除たまたま
ピアフの映画は私も観ました。
正直なところ、ピアフのビブラートの強いあの声は若い頃はあまり好きではありませんでした。
でも、街路で歌い生活する者にとって、「どこにいる人にも聞こえて、聞く人をとらえて離さない」パワーのある声とかんがえると、なるほど!
生き方は…
あの映画で一番感動したのは、むしろ娼館のお姐さんさん達のピアフに寄せる愛情でした。
ピアフの目が見えなくなった時に、彼女の手を引いて、マリア詣で(こういう言い方するかな?)し、一心に祈るお姐さん達。
人生で一番愛された時代なんだろうな。
男性のきくさんはまた違う感じ方されたでしょうか?
「愛の賛歌」は激しくて、越路吹雪版は甘すぎて、私はおもに「バラ色の人生」を歌います。
またシャンソン聴かせて下さいね。
タマちゃん、コメントありがとう。
返信削除50肩はかなりよくなってきています。
まだ、アコーディオンを弾くことはできませんが、熟睡できなかったりしていた頃と比べると、雲泥の差。車も、今は両手を使って運転しています。
タマちゃんのブログ、私も拝見しました。さすが《音楽家》だなあと感心します。