「隠蔽捜査」シリーズを読んで以来、久しぶりの今野敏作品です。
失礼な言い方かもしれませんが、「読書が苦手」という方にお薦めできる内容でした。筋は単純で明快で軽快。おそらく、若い方を読者として想定して書かれた本だと思います。表紙の印象そのままの作品でした。
主人公の丸橋啓太は、老舗の接着剤メーカーの新人で、配属された「営業」で大失態を演じます。先輩のすご腕営業マン、本庄にそのピンチを助けられて以降「師匠」と仰ぐ関係に。
ここまでがこの小説の前段。このスナマチという老舗メーカーを敵対的TOBで乗っ取ろうとする外資系のスリーマークとの闘いが主な内容。
このTOBから逃れることに新人の主人公が決定的役割を演じることになります。彼のヒラメキが会社を救うという結果にけちをつけるつもりはありませんが、彼が会社の重要な対策会議に出席するという設定があまりに不自然で、この小説を「軽い」ものに感じさせる要因だと思います。
しかし、彼の発言「いつからか、日本の企業はアメリカ風の経営を取り入れることが正しいのだという風潮になりましたよね。年功序列は間違いで、能力主義が正しいとか、終身雇用を見直して、効率のために社員のクビを切るとか…。でも、それって、=略=」が、この小説のテーマとなっていることには異議なし…。
こういう「軽い」小説も、たまにはいいものです。
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図書関係の話題ですこし。今日は午前中はBON先生のお宅でのレッスン。(枝雀さんの奥様、枝与子夫人にお目にかかりお話しをさせていただいたことがあるのですが、九雀さん→枝雀さんベクトルな師弟関係なので、BON先生の奥さまが枝与子夫人にかぶってしまいます。。。)今回は、先生からいただいた譜面でベースが全然わからない状態で、「キビシメ」のレッスンを覚悟していたので、まず、奥さまにご挨拶させていただけたことで、ちょっと、リラックス。レッスンの曲、内容はそのうち奈良アコで判明していくことと
返信削除思いますので、省略。
午後から、このところ利用頻度が東大阪の図書館より高い、大阪市の図書館に立ち寄りました。阿倍野分館で返却、貸出をおねがいしようと思っていたのですが、今日は阿倍野分館は休館。本のポストに返却。に終わりました。貸出は、あらためて。ということになりました。
前回のレッスンの時に、BON先生と奥さまがおそろいでお玄関で
みおくってくださったことを、奈良アコのS女史とのメールでお話ししていて、「落語家さんの通いの内弟子、のような気分でした。」とお知らせしていたら、その直後のきくさまの図書紹介が
談春さんの「赤めだか」で、びっくり。
で、親家先生のコンサートから、2晩すぎたのですが、
親家先生には、「アコーディオン界の米朝さん」のような存在で
いつまでも、お元気で弾き続けていただきたい。。。と、生駒の
山々を眺めながら、BON先生のレッスン→職場での楽器の入れ替え
→阿倍野図書館の一日を終えました。
くま女房さんへ
返信削除正真正銘の通い「ウチ弟子」ですね。
私はと振り返ると…関西アコの初級教室でM先生に(途中でついていけなくなりリタイア)、2年目がO先生(先生のご病気で、終了発表会の直前に先生自身がリタイア)、終了発表会直前はH先生。その後、金剛アコのT先生(厳しさについていけずすぐにリタイア)、そして松原アコでH先生。途中から吉田先生。
いろんな先生に学ばせていただきましたが、最も期間が長いのが吉田先生です。
BON先生の弟子です、と言い切れるくま女房さんがうらやましいです。