宮部みゆきの「かまいたち」(新人物往来社)を読みました。
「あとがき」によれば、宮部みゆき自身が将来プロ作家になれるかどうかまったく見通しのない時代の初期作品、中短篇4作からなる作品集です。
表題の「かまいたち」は、江戸市中に出没する辻斬り、「かまいたち」を目撃した主人公のおよう。このおようが「かまいたち」を御用にする働きをするのですが…。江戸を舞台に宮部みゆきらしくミステリィの世界に読むものを引き込んでくれる逸品。
「師走の客」は、旅籠・梅屋に毎年、宿代を干支の金の細工物で支払う客の悪だくみを、最後には犬が阻み…。意外な結末をむかえるのですが、話の展開に引き込まれてしまいます。
「迷い鳩」と「騒ぐ刀」は連作になっていて、お初という、今でいえば超能力を持った娘(見えないものが見えたり、聞こえないものが聞こえたり…)の力で事件を解決するホラー的な要素たっぷりの作品。
宮部みゆきでなくても書けそうな作品ですが、初期作品にしては読者を満足させてくれるもの。ただ、宮部作品にしては「温もり」をあまり感じさせてくれないという不満は残ります。
ニトベンです。(^o^)/
返信削除ボクは小説に疎いので、まともなコメントは出来ませんが
昔から「かまいたち」は色んなところで使われていますよね。
妖怪かまいたちは有名ですよね。
子供の頃は「かまいたち」は恐い存在でした。
周りに被害を受けた者がいなかったので、想像の産物だと思っていました。
昔は情報が少なかったので、講談師はやりやすかったでしょうね。(^o^)/
こんばんは、ニトベンおじさんです。♪
返信削除2時が回っちゃいましたねえ、ボクはまだまだラジコン製作中です。(苦笑)
いつも記事とは無関係の事ばかり書き込んで申し訳ないっす。
おおざっぱな人間なので、どうもガサツでいけません。
デリカシーの無いのがボクの欠点ですね。
村の往復ポッチンであります(^o^)/
ニトベンさんへ
返信削除最近、夜中の2時まで起きていることって全くなくなりました。そんなに遅くまで「趣味」とはいえ、おそろしいぐらいの「根性」ですネ。
若いときは2晩寝なかったことがありましたが…。徹夜は当たり前、という頃が懐かしいデス。