2011年2月1日火曜日

イーハトーブ幻想~賢治の遺した風景~

仙台市に本社のある河北新報社が、15年前、河北新報朝刊紙上に26回にわたって連載し、その年の日本新聞協会賞を受賞しました。その連載に解説を加えて出版された本「イーハトーブ幻想~賢治の遺した風景」を読みました。

「賢治生誕百年」ということで、その当時は新聞、テレビ、ラジオ、雑誌などで「宮沢賢治」がこぞって取り上げられ、一大ブームとなったことを思い出します。

この本は、作品のモチーフの「映像写真」が魅力。26編それぞれに大きな写真と小さな写真が一枚ずつ(計2枚)収められています。


序章は例外で、賢治自身の写真が。

明治、大正、昭和の激動期をたった37年で駆け抜けていってしまった賢治の生き様を、わずか26編の中で表現できるものではありませんが、「素敵な本を読ませて(見せて)もらった」という気持ちがします。

(参考)
ネット上で賢治の童話が縦書きで読めます。私のような古い縦書き人間にはありがたいHPです。
イーハトーブ「宮沢賢治童話全集」http://nagoya.cool.ne.jp/ksc001/
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