2011年1月4日火曜日

今年の「読み始め」

もうずいぶん昔(20年以上前)に直木賞を受けた連城三紀彦の初期の代表短編「白蓮の寺」「能師の妻」「花緋文字」を花村えい子がコミック化した「白蓮の寺」(双葉社)が、今年の「読み始め」となりました。


妻のチカコが読んだコミックで、なぜか捨てられずに本棚にありました。昔の本はほとんど処分してしまったのに、残していた理由を問うと、意識して捨てずにおいた本ではなく、整理しきれずに残っていただけとのこと。読み終えて、処分しておくべきだった本だと思い、チカコに言うと「捨ててくれてエエよ」のひと言。


花村えい子が「少女漫画」家時代、特に私より少し下の世代ではファンが多かったようなのですが、私はまったく知りませんでした。もちろん「女性漫画」家としての活躍も。


私は普通?の「本」だけでなく、「劇画」も昔から好きで、劇画を読むためだけに喫茶店に通っていた時代もあるほどです(買ったことはありません)。でも、女性漫画家のものには手をのばしたことはありませんでした。


読んでみて、「小説」は文字の世界で楽しむべきだと感じました。内容とは関係ないことですが、文庫版なので字が小さく、読むのに苦労しました…これは、老眼のせい…。

今年の「読み始め」の日に後悔の念を残したくないので、1年近く「積ん読」状態だった宮部みゆきの「理由」(新潮文庫)をすぐに読み始めました。半分ぐらいまで読んで、そのままだった本。また最初から読み直すのがイヤで、ずっと放ってありました(まだ「積ん読」状態の本が2冊残っています)。
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